2012年1月2日月曜日

H23/12/29 H20-1

1.跳梁[バッコ]
[跋扈] 悪人どもが思うままにふるまい、はびこること。
2.延頸[キョショウ]
[挙踵]  首を長く伸ばし、つま先立って、遠くを望み見るさま。人の来訪を待ち望むこと。
3.繁文[ジョクレイ]
[縟礼]  規則・礼法などが、こまごまとしていて煩わしいこと。
4.造次[テンパイ]
[顚沛]  とっさの場合とつまずき倒れる場合。転じて、わずかのま。
5.彫虫[テンコク]
[篆刻]  詩文を作るのに、虫を彫り、篆字を刻みつけるように、細部まで技巧で飾りたてること。また、そのような技巧に走った内容のない文章。

H23/12/10 H20-1

1[カレン] 誅求
[苛斂]  人民から税金その他をきびしく取り立てること。「苛求」ともいう。
2[ショウフウ] 弄月
[嘯風]  風に吹かれ、詩歌を口ずさみながら、月をながめる。自然の風景をめで、風流な気持ちにひたること。
3[マコ] 搔痒
[麻姑] 物事が思い通りになること。▽後漢の蔡経(サイケイ)が、麻姑という仙女(センジョ)のつめの長いのを見て、かゆい所をかいてもらったらさぞ気持ちがいいだろうと思ったことから。なお「孫の手」は「麻姑の手」に由来するという。
4[ヘイショク] 夜遊
[秉燭]  人生のはかなさを嘆かず、遊びを楽しむこと。「燭(しょく)を秉()りて夜(よる)(あそ)ぶ」が書き下し文。
5[セイセツ] 不食
[井渫]  井戸さらいができて水がきれいに澄んでいるのに、汲んで用いられることがない。才能はあるのに、世に用いられないこと。「井(せい)(さら)えども食()らわれず」が書き下し文。[易経]

H23/11/13 H20-2

1.因循[コウショ]
[苟且]  古いしきたりにとらわれて、なんでもその場しのぎですますこと。
2.七縦[シチキン]
[七擒]  敵を自分の思いのままにすること。▽三国時代、蜀の諸葛亮が敵将の孟獲を七度逃がしてやり、七度とらえた故事。〔三国志〕 「縦」(ショウ)は「はな-つ」、「擒」(キン)は「とら-える」の意。
3.勇往[マイシン]
[邁進]  いさましく、まっしぐらに進む。
4.暴虎[ヒョウガ]
[馮(憑)河]  素手のまま、虎とらの前に立ち向かい、黄河を歩いて渡る。無謀で、命知らずな行動にたとえる。[論語]
5.蒼蠅[キビ]
[驥尾] 凡人が、賢者のおかげで功績をあげること。青ばえでも駿馬(しゅんめ)のしっぽにつかまっていれば、遠くまで行くことができるということ。「蒼蠅、驥尾に附して千里を致す」の略。[史記]

H23/10/27 H20-2

1[ジクロ]千里
[舳艫]  多くのふねが、前後に連なって進むさま。「舳」は船首、へさきで、「艫」は船尾。
2[キシ]鮮明
[旗幟]  旗じるしが明らかである。態度・主義がはっきりしていること。
3[ヒジ]長目
[飛耳]  遠くのことを見たり聞いたりできる目と耳。はや耳と千里眼。転じて、物事を観察するのが鋭敏なこと。
4[シンレイ]浅掲
[深厲]  川を渡るとき、深ければ着物を着たまま押し切って渡るし、浅ければ裾を持ち上げて渡る。状況の違いに応じて対処法をかえるたとえ。
5[セッサ]琢磨
[切磋(瑳)]  学問や修養によって、自分をみがきあげる。努力を休まず続ける。

H23/10/12 H20-3

1.風光[メイビ]
[明媚] ※新聞は「明美」で代用するが、慣用になじまない。(明鏡)
2.載籍[コウカン]
[浩瀚] 書物が多いことのたとえ。(類義語) 汗牛充棟
3.兵馬[コウソウ]
[倥偬]  戦争のために、いそがしく落ち着かないこと。(類義語) 戎馬倥偬
4.瑣細[サイジ]
[細膩] 情のこまやかなこと。「膩」は「あぶら()。なめらか。きめ細かい」の意。
5.拳拳[フクヨウ]
[服膺]  胸中に銘記して忘れず守ること。「膺」は「むね()」のことで、「服膺」は膺()に刻んで忘れないこと。

2011年9月24日土曜日

H23/9/24 H20-3

1[カイロウ] 同穴
[偕老]=〈故事〉夫婦の契りが非常にかたく、ともに老い、同じ墓穴に葬られること。
2[リュウジョウ] 虎搏
[竜攘]=《「攘」ははらう、「搏」は打つ意》竜と虎とが戦うように、二人の英雄・勇者が激しく争うさまをいう。
3[ジョウソク] 附耳
[躡足]=〈故事〉他人にわからないように話すために、相手の足をふんで合図をし耳をつけてそっと話す。
4[ドウショウ] 鉄壁
[銅牆](銅の垣根と鉄の壁の意。)守りの堅牢なこと。
5[サイロウ] 当路
[豺狼]=〈故事〉やまいぬとおおかみが通り道にいる。邪悪な大臣が重要な地位にいて、自分かってに権力を振るうことのたとえ。

2011年9月4日日曜日

H23/9/4 H21-1

1.横行[カッポ]
[闊歩]=威張って気ままに歩き回ること。
2.嘔啞[チョウタツ]
[嘲哳]=洗練されておらず、調子の狂った聞きぐるしい乱雑な音のこと。
3.草満[レイゴ]
[ 囹圄]=善政で国がよく治まっていること。囹圄は牢獄のこと。
4.桑田[ソウカイ]
[滄海]=「桑田変じて滄海となる」に同じ。滄海桑田。世の変転のはなはだしいたとえ。
5.筆力[コウテイ]
[扛鼎]=文章の筆力が非常に強いこと。